カワサキ・エストレヤ(キャブレター車)は、クラシックな見た目と扱いやすさで長く愛されていますが、初期型には知っておきたい「持病」があります。それが「カムチェーンの伸び」。当店では納車整備の際に必ずこの部分を確認し、伸びているようであれば交換してからお渡ししています。ここまでやっているバイクショップは、正直ほとんどありません。
エストレヤ初期型の「持病」― カムチェーンの伸び
カムチェーンは、エンジン内部で「カム」(バルブを開け閉めする部品)を動かすためのチェーンです。エストレヤの初期型では、ある程度の距離を走った車両でこのカムチェーンが伸びやすい、という弱点が知られています。伸びたまま乗り続けると、チェーンがエンジン内部に当たって金属を削り、放置すると異音やエンジンの傷みにつながることがあります。だからこそ、初期型のエストレヤを中古で選ぶなら、ここは必ずチェックしておきたいポイントです。
当店の納車整備でやること ― 一式まとめて交換
エストレヤ(キャブ車)を納車する前に、当店では必ずカムチェーンの状態を点検します。伸びが確認できた場合は、そのまま渡さず、カムチェーン本体に加えて、張りを保つカムチェーンテンショナーと、チェーンの通り道を支えるカムチェーンガイドもセットで交換します。この作業ではエンジンを開けるため、エンジンオイルとガスケット(合わせ目のパッキン)の交換も必須で行います。
カムチェーン交換の工程
実際の作業は、次の流れで進めます。
- 外装・タンクの取り外しエンジン周りにアクセスするため、外装とタンクを外します。
- 点検・診断カムチェーンの伸びや各部の状態を確認します。
- エンジンオイルを抜く
- エンジンカバーを開けるカムチェーン側とフライホイール側、両方のカバーを開けます。
- フライホイールの取り外し
- カムチェーン・テンショナー・ガイドを取り外す
- 新品のカムチェーン・テンショナー・ガイドに交換
- バルブタイミングを合わせて組み付け合いマークを確認しながら正確に組みます。
- 新品ガスケットで組み直し古いガスケットをきれいに削り取ってから新品を装着し、オイル漏れを防ぎます。
- 新品エンジンオイルを注入
- 始動チェック異音・オイル漏れ・アイドリングを確認して仕上げます。
だから、買ったあとも安心して長く乗れます
カムチェーンは、一度伸びると異音やエンジンの傷みにつながり、あとから直すと手間も費用もかかる部分です。それを納車前に確認・交換しておくことで、お客様は買ったあとに大きな出費やトラブルの心配なく、安心して長く乗っていただけます。「安いから」ではなく「きちんと整備されているから」選ばれる一台を目指しています。
エストレヤ(キャブ車)をお探しの方へ
当店はエストレヤ(キャブ車)を、初期型の持病まで対処してお渡ししています。在庫状況や、気になる車両の整備内容は、お気軽にお問い合わせください。










